setattributes


 
SUMノードまたはセッションの属性を変更できます。権限が適切でない場合、要求されたセットにパラメーターが含まれていない場合、または値が使用できない場合、setattributesコマンドは無効なパラメーターであるというメッセージを返すことがあります。



注記: 
setattributesオプションとその値は、等号(=)で区切ります。オプションと値の組み合わせでは、等号の前後にスペースを追加しないでください。

変更できる属性のリストを表示するには、getattributesコマンドを使用します。使用可能な属性は、各セッションに追加されたノードおよびベースラインに基づいて変わります。以下に例を示します。

smartupdate /getattributes /session(Windows) 

smartupdate /getattributes /nodes(Windows) 

構文 

smartupdate setattributes --nodes [<nodelist>] attribute1=value1 attribute2=value2 

smartupdate setattributes --session attribute1=value1 

対話式CLIのセッション属性を割り当てます。

smartupdate setattributes --session <attribute>=<value>(Linux) 

smartupdate setattributes /session <attribute>=<value>(Windows) 

パラメーター 
--nodes [<nodelist>] attribute=value
ノード、およびノードに適用する属性を指定します。
--session attribute=value
適用するセッション属性を指定します。セッション属性は全体に適用されます。

セッションパラメーターのオプション 
auto_save_session
[true|false] 
auto_save_session_time
<integer> - 時間(分単位) デフォルトは15分です。
engine_mode
[debug|release] 
software
[true|false] - この値には、このセッションで追加されたすべてのノードを対象に、オプションを定義します。
firmware
[true|false] - この値には、このセッションで追加されたすべてのノードを対象に、オプションを定義します。
rewrite
[true|false] - この値には、このセッションで追加されたすべてのノードを対象に、オプションを定義します。
downgrade
[true|false] - この値には、このセッションで追加されたすべてのノードを対象に、オプションを定義します。
language
[en|ja|cn] 
verbosity
[normal|verbose|veryverbose] 
•normal - 展開についてSUMが提供するデフォルトの量の情報。
•verbose - 情報を使用可能な場合、展開に関してより詳細な情報を提供します。
•veryverbose - 情報を使用可能な場合、展開に関してさらに詳細な情報を提供します。
verbose
[true|false] 

smartupdate setattributes /nodes verbose=true 

展開時にSUMが提供する詳細情報の量を決定します。
report_dir
[directory_path] - SUMがレポートを保存するディレクトリのパス。以下に例を示します。C:\SUM_reports\.
open_firewall
[true|false] 

外部通信に使用するHTTPおよびHTTPSポートを開くことをSUMに許可するオプションパラメーター。リモートノード機能およびリモートブラウザーアクセスのためにポートを開くときにも使用します。

ノードパラメーターのオプション 
Use_vCenter
VMwareノード用のオプション:

[true|false] 

この属性をtrueに設定する場合は、以下の設定を入力します。
•vcenter_host - VMware vCenterノードのIPアドレス。
•vcenter_username - VMware vCenterノードのユーザー名。
•vcenter_password - VMware vCenterノードに接続するユーザーのパスワード。

これらのパラメーターは、セッション属性として設定することもできます。
encryption_key
オプション:

最小8文字の文字列。

FIPSモードを有効にしているVCノードで必要なパラメーター。SUMは、暗号化キーを使用して、アップデートプロセス中にディスクに保存された構成を暗号化します。この値は独立しており、VCのパスワードに一致させる必要はありません。

VCインベントリが正常に完了した後にこのパラメーターを割り当てます。
ethactorder
設定可能な値:

ODDEVEN/PARALLEL/SERIAL/MANUAL。デフォルト値はODDEVEN。

VC-Enetモジュールの有効化順序を決めるには、このコマンドを使用します。
ilo_username
設定可能な値:

<ilo username> 

iLO 5が高セキュリティモードのいずれかで動作しているWindowsおよびLinux Gen10のターゲットノードに対して管理者権限を持つiLOユーザー名。
ilo_password
設定可能な値:

<ilo password> 

iLO管理者ユーザーのパスワード。
fcactorder
設定可能な値:

ODDEVEN/PARALLEL/SERIAL/MANUAL。デフォルト値はSERIAL。

VCターゲットに対するVC–FCの有効化順序を決めるには、このコマンドを使用します。
ethactdelay
有効なエントリー:

0~60分。デフォルトは0分です。

VCターゲットに対するVC-Enetモジュールの有効化または再起動の間の時間を分単位で決めるには、このコマンドを使用します。
fcactdelay
有効なエントリー:

0~60分。デフォルトは0分です。

VC-FCモジュールの有効化または再起動の間の時間を分単位で決めるには、このコマンドを使用します。
use_sshkey
(Linuxノードのみ) 

指定される可能性があるオプション:
•true
•false

その他の属性:
•privatekeyfile
 - プライベートキーのアドレスを入力します。プライベートキーは、PEM形式でなければなりません。

•passphrase
 - (オプション)プライベートキーのパスフレーズを入力します。


これらのパラメーターは、セッション属性として設定することもできます。
no_mgmt
WindowsおよびLinuxのターゲット 

指定される可能性があるオプション:
•true
•false

展開では、AMS、SNMP、またはWBEM Providerは選択されません。

インストールセットが更新されるように、ノードインベントリの前にこの属性を設定する必要があります。ノードインベントリの後に設定しても、作成されるインストールセットには反映されません。
use_snmp
Gen8/9 WindowsおよびLinuxのターゲットの場合。

Windows:他のコンポーネントとともに、展開のためのHPE Insightマネジメントエージェント(SNMPエージェント)を選択します。

Linux:他のコンポーネントとともに、smテンプレートおよびsnmpエージェントrpmコンポーネントを選択します。

指定される可能性があるオプション:
•true
•false

SUMはSNMPコンポーネントを展開します。

インストールセットが更新されるように、ノードインベントリの前にこの属性を設定する必要があります。ノードインベントリの後に設定しても、作成されるインストールセットには反映されません。
use_wmi
(Windowsのみ) 

指定される可能性があるオプション:
•true
•false

SUMは、WBEM Providerコンポーネントを展開します。(Gen8/9のみ) 

インストールセットが更新されるように、ノードインベントリの前にこの属性を設定する必要があります。ノードインベントリの後に設定しても、作成されるインストールセットには反映されません。
use_ams 
(Gen9以降) 

指定される可能性があるオプション:
•true
•false

SUMはWindowsシステムとLinuxシステムの両方にAMSコンポーネントを展開します。

インストールセットが更新されるように、ノードインベントリの前にこの属性を設定する必要があります。ノードインベントリの後に設定しても、作成されるインストールセットには反映されません。
skip_prereqs = <true|false>
デフォルトでは、WindowsノードにCHIFドライバーがインストールされます。trueオプションを使用すると、CHIFドライバーなど、必須のセルフインベントリコンポーネントのインストールをスキップします。
ignore_tpm
指定される可能性があるオプション:

[true|false] 

このパラメーターは、TPMまたはTMモジュールがサーバーにインストールされている場合に、TPM警告メッセージを無視するようにSUMに指示します。

このパラメーターは、サーバーおよびiLOノードでサポートされます。
on_failed_dependency
[omithost|omitcomponent|force] 
•omithost - SUMは、失敗した依存関係を検出した場合、ホストをスキップします。(デフォルト)
•omitcomponent - SUMは、失敗した依存関係を含むコンポーネントをスキップします。ノード上の他のコンポーネントは展開されます。
•force - SUMは、失敗した依存関係を含むコンポーネントを強制的に展開します。
ignore_warnings
指定される可能性があるオプション:

[true|false] 

このパラメーターは、何かが発生した場合に警告を無視するようSUMに指示します。エラーは、次のとおりです。
•保留中のiLO 5タスクキューの警告。


•例外タスクキューの警告。


•iLO 5またはiSUTの警告。


•TPM/TMの警告。


•ディスク容量の不足。

action
有効なオプション:

ifneeded、always、never 

このノードの再起動オプションを決定します。
delay
有効なエントリー:

60~3600秒 

指定された時間(秒)だけ、サーバーの再起動を遅らせます。

指定された値が60未満の場合のデフォルトは60、3600を超える値の場合は3600です。
message
有効なエントリー:

<Reboot message> 

再起動するサーバーに接続されているリモートコンソールに、指定した再起動メッセージを表示します。

iLO 5のパラメーター 
save_install_set <true/false>
True:iLOレポジトリにインストールセットを保存します。

False:(デフォルト)iLOレポジトリにインストールセットを保存しません。
install_set_name <SPP_baseline>
iLOレポジトリに保存するインストールセットの名前を指定します。SPPベースラインにのみ有効です。
install_set_description <description>
インストールセットを割り当てる説明を保存します。
manually_manage_iLO_repository = <true> 
True:新しいインストールセット用のスペースを作るためにインストールセットが自動的に削除されないようにします。

False(デフォルト) 
update_existing_recoveryset<true/false>
True:iLOリポジトリ内の既存のリカバリセットを、iLO、BIOS、CPLD、IE、およびME(インテルプロセッサーの場合にのみ、IEとME)の新しいファームウェアバージョンを使用して、現在の展開からアップデートします。

False(デフォルト) iLOリポジトリ内の既存のリカバリセットをアップデートしません。

Superdome Xパラメーターのオプション 
skip_missing_compsig
設定可能な値:[TRUE|FALSE] 

コンポーネント署名ファイルがないコンポーネントの展開をスキップします。デフォルト値はfalseです。
update_type
[ALL/COMPLEX/PARTITIONS] - この値は、Superdome Xノードの何をアップデートするのかをSUMに通知します。
device_list
[devicelist] - この値は、アップデートの対象にするSuperdome XノードをSUMに通知します。
reboot_list
[rebootlist] - この値は、展開後に再起動するSuperdome XノードをSUMに通知します。

パラメーターオプションのダウングレードと再書き込み 

GUIのダウングレードと再書き込みの組み合わせ、および対応する対話式CLIパラメーターについて以下で説明します。
ソフトウェアのみ 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=false downgrade=false firmware=false software=true 
ファームウェアのみ 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=false downgrade=false firmware=true software=false 
ファームウェアとソフトウェア 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=false downgrade=false firmware=true software=true 
ソフトウェアのダウングレード 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=false downgrade=true firmware=false software=true 
ファームウェアのダウングレード 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=false downgrade=true firmware=true software=false 
両方のダウングレード 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=false downgrade=true firmware=true software=true 
ソフトウェアの再書き込み 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=true downgrade=false firmware=false software=true 
ファームウェアの再書き込み 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=true downgrade=false firmware=true software=false 
両方の再書き込み 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=true downgrade=false firmware=true software=true 
ソフトウェアの再書き込みとダウングレード 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=true downgrade=true firmware=false software=true 
ファームウェアの再書き込みとダウングレード 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=true downgrade=true firmware=true software=false 
両方の再書き込みとダウングレード 
smartupdate setattributes /nodes localhost rewrite=true downgrade=true firmware=true software=true 

Windowsでの使用法 

C:\> smartupdate setattributes /nodes 10.0.1.5 firmware=true software=true rewrite=true downgrade=true 

C:\> smartupdate setattributes /nodes 10.0.1.5 update_type=all 

C:\> smartupdate setattributes /session open_firewall=yes 

C:\> smartupdate setattributes /nodes 10.0.0.4 use_vcenter=true vcenter_host=10.0.0.1 vcenter_username=test vcenter_password=password 

Linuxでの使用法 

$ ./smartupdate setattributes --nodes 10.0.1.5 firmware=true software=true rewrite=true downgrade=true 

$ ./smartupdate setattributes --nodes 10.0.1.5 update_type=all 

$ ./smartupdate setattributes -session open_firewall=yes 

$ ./smartupdate setattributes --nodes 10.0.0.5 use_vcenter=true vcenter_host=10.0.0.1 vcenter_username=test vcenter_password=password 
リターンコード SUCCESS_NO_REBOOT
Windows: 0 

Linux:0 

テキスト:The command was successful.(コマンドが成功しました。) 
SUCCESS_REBOOT
Windows: 1 

Linux:1 

テキスト:The command was successful but a reboot is required.(コマンドが成功しましたが、再起動が必要です。) 
SUCCESS_NOT_REQUIRED
Windows: 3 

Linux:3 

テキスト:The command completed successfully, but was not required or everything was already current.(コマンドは正常に完了しましたが、コマンドが不要であったか、すべてが最新です。) 
FAILURE_GENERAL
Windows: -1 

Linux:255 

テキスト:A general failure occurred.(一般障害が発生しました。) For details, see the logs.(詳細は、ログを参照してください。) 
FAILURE_BAD_PARM
Windows: -2 

Linux:254 

テキスト:A bad input parameter was encountered.(不正な入力パラメーターが検出されました。) For details, see the logs.(詳細は、ログを参照してください。) 
FAILURE_COMPONENT_FAILED
Windows: -3 

Linux:253 

テキスト:The installation of the component failed.(コンポーネントのインストールに失敗しました。) 
FAILURE_COMMAND_FAILED
Windows: -4 

Linux:252 

テキスト:The command failed.(コマンドが失敗しました。) For details, see the logs.(詳細は、ログを参照してください。)